「この夏、せっかくだし思い切ってタブラでも勉強しちゃおうかしら?」
なんて考えを持っている方もたくさんいらっしゃるかと思います。
趣味としてはもちろん、不思議な音色はメディテーションにももってこいですからね。
そこで今回は、実際にバラナシでタブラ留学をしてみて分かったことや留学費用などをご紹介します!
本記事がよりよいタブラライフへの参考になれば幸いです。
タブラって何?
まぁそうですよね。まずそこですよね。
「タブラ 留学」なんてワードで飛んで来られた方はスルーしてください。
タブラというのは、インドの伝統楽器の一つです。
正確には、タブラとバーヤという二つの太鼓を合わせて指します。
小さい方(高音)をタブラ、大きい方(低音)をバーヤと呼び区別しています。
「あれ?中東の太鼓のことじゃないの?」
なんて疑問に思う方もいるかもしれません。
あれもタブラと呼びますが、より一般的な名称はダラブッカですね。
余談ですが、エジプトにいた際にダラブッカを習っていました。
一つ購入したのですが、最終的には部屋のインテリアとして大活躍しています。
(演奏の様子は動画をご覧ください)
左右それぞれの組み合わせを口頭で伝えられるので、譜面という譜面はありません。
その分、グルジ(敬意がより込もった先生の意)とコミュニケーションを密に取りながら練習を積んでいきます。
僕のグルジは70歳近いおじいちゃん先生ですが、本人の演奏技術はさることながら抜群の指導力と素晴らしい人間性から、
弟子以外の人々からもグルジと呼ばれているほどです。
タブラを通じて、インドの文化や精神を知ることができる貴重な時間を過ごせていると思っています。
なんでバラナシなの?
理由としては大きく分けて3つあります。(写真はチキンカツ丼です)
メーカー・プレイヤー・教室が揃っている
バラナシはインドの中でもタブラで有名な場所の一つ。
多くのタブラメーカーやプレイヤーがバラナシにいます。
そのため、道を歩けばいくつもタブラ教室を見つけることができます。
自分に合った先生や教室を見つけることができるでしょう。
費用が安い
トータルの費用が安いのもバラナシの魅力。
僕の場合で言うと・・・
・宿泊費: 約650円/日(AC付きドミトリー)
・食費 : 約400円/日
が基本的な生活費です。
一月あたり32,000円もあればとりあえず生活はできてしまうほど。
もっと安く済ませたいという方は、160円/日なんて安宿もありますよ。
食に関しても、インド料理はもちろん日本食を出す店が多いので困ることはありません。
生活費にタブラレッスン費が乗っかってきます。
・レッスン費: 約20,000円/月
マンツーマンの徹底したレッスンを受けているので短期間でも飛躍的に能力が向上します!
トータルで月に50,000円ちょっとで毎日タブラに触れられるなんて、めちゃくちゃ安いと思います。
※SIMカードなんかも、1000円ちょっとで3ヶ月ほぼ使い放題みたいなのがあります。
その他の環境もいい
バラナシはガンジス川沿いにある町で、特に聖地として知られています。
ちょっと一休み、なんてときには川まで行ってのんびりと過ごすことができます。
都会で暮らしているとなかなかできないですよね。
また、ガンジス川でバタフライあるいは沐浴したいなんて思っても宿から大抵数分で実現できます!
日の出や日の入と共に心身ともに清めてみるのもいいかもしれませんね。(清められるかは別)
タブラだけでなく、インドの生の部分をたくさん知れるのもバラナシのいいところです。
また、あらゆる国からの旅行者と出会う機会も多いです。
英会話の練習にもなりますよ。
レッスンの頻度や雰囲気は?
教室によってまちまちです。
逆に言うと、自分の希望通りに進めることができます。
僕の場合は、
・マンツーマン
・5日/週
・1時間/レッスン
でやっています。
場所はグルジの家です。
レッスンの雰囲気はとてもいいです。
家に行くと、まずはお茶を飲みながら談笑するところから始まります。
それからレッスンがスタートとなりますが、前述の通り譜面がありません!
グルジが叩くか歌うかするので、それを見聞きしてやってみるというのが基本的な流れです。
よくグルジが言うのは、「大事なのは技術じゃなくてハートだ」ということ。
心身ともに健康であって初めていい音が出せるということです。
そんなグルジなので、とにかく楽しくかつ意欲的に練習を行うことができます!
教室の見つけ方は?
そこら中にあるので、
・歩いてみる
・人に聞いてみる
で大体見つかります。
まとめ
いかがでしたか?
学習環境は最高峰と言ってもいい上、費用も安く抑えられるなんて夢のようですね。
ガンジス川にダイブする気持ちで、この夏は思い切ってバラナシにGO!!
(こんな記事よく目にするなってところでのネタ記事でした)