旅人というのはいかに安く上げるか、というのも大切な観点の一つ。
なにせ基本的には無職が貯金を食い潰しながら生活するのが大半だからだ。
特に学生パッカーにはその傾向が強い。
学生時代の旅では、例えば宿に1000円を超えるなんて暴虐の限りを尽くすが如く行いだった。例えば1食に1000円などは神に背く決して許されざる行為だった。
観光地の入場料だって、高ければそれは「今回は呼ばれてない」と言い自らの心におわす神に対してその信仰を曲げることはしない。
しかし時には、そんな厚い信仰心を以ってしても抗えぬことがある。
その一つが、トルコのカッパドキアで参加した気球ツアーだった。
日の出を気球で迎えるこのツアーにどうしても参加してみたくなり、悩みに悩んだが奇岩の真上からもとい清水の舞台から飛び降りる覚悟で申し込んだ。
その後節約して帳尻を合わせればよいと心に誓いながら。
結果的に言えば、摩耗した好奇心にも響くとてもよい経験になった。
もっとも、節約の誓いはすぐに忘れ去られその日もビールをたらふく飲むのだが。
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気球ほどではないが、いわゆるリゾート地というのは貧乏パッカーにはハードルが高く感じられる。
実際の物価以上に、なんだか贅沢している気分でヒヤヒヤするのだ。
でもよい、もう学生の頃とは違うんだ、俺は立派に社会人を経て今こうしているのだ、これくらい罰も当たらんだろう。
と自分に言い訳をしながらやってきたのが、タイにあるサメット島である。
バンコクからバスで4時間弱、船で40分ほどにあるサメット島は有名なビーチリゾートとして人気が高い。
つまり、贅沢しちゃったもんね〜〜という報告です。
物価は覚悟を裏切るかのように決して高くなく、バンコクと同程度で過ごすことができ、何よりも飯がうまい。
やはり海が近いからなのか海産物の味が濃くとてもよかった。もちろん、ビールもうまい。
美味しいご飯に
綺麗なビーチ・・・
夜のビーチにはライトアップされたレストランがよく映えます
宿のワンコと、砂浜のカニ。カニ
とてもいいところでした。
(今回はなんだかまともなブログぽいな・・・)