バンコクはずっと雨。時には晴れ間も見えるけれど、また時間が経つと雨が降ってきてしまう。
カオサン通りはそれでも多くの観光客で賑わっている。
宿を取っている寺裏と呼ばれるエリアは、静かと言ってもカオサンと比べての話だ。近いだけあって夜中まで人気は途絶えない。
街の賑わいとは対象的に、降り続く雨の中、少しづつ身体が重くなって沈んでいくような錯覚に囚われた。
—
現在xpチャレンジとして旅をしています!初めての方はどうぞこちらをご覧くださいませ。
前回更新以降、新たにいただきましたチップは、203939xpでした。いつも応援ありがとうございます!
ようやく、そろそろ日々更新の兆しが見えてきました!数日分をまとめての更新となっていることご容赦くださいませ・・・。
残額の合計は1224803.36xpとなります。
—
カオサンとその周辺は人が多い。
安宿街としてのカオサン、観光地としてのカオサン、勤務場所としてのカオサン・・・。
様々な目的のために人はカオサンに集う。賑わいが最高潮になるのは深夜だ。
道は人で埋め尽くされて、大音量の音楽と大量の酔っ払い、屋台に露店にとまるで統一感はない様子はとてもカオサンらしいと言えるだろう。
かつてのバックパッカーの聖地はもうなくなってしまっているのかもしれないけれど、僕ら旅人にバンコクを印象付けるにはこれ以上ない通りだとも思う。
この辺りが楽しいのは最初のうちだけではないだろうか。2回、3回と訪れる度に喧騒から離れて(それでも安宿街はやはり魅力的なので、割と近場なのだけど)落ち着ける場所を求めるようになる。
寺裏に位置する宿は、トイレとシャワーが共同ということを含んでも個室で1泊180THBと安い。150THBの部屋もあるけれど、窓がなくて独房のように思えてしまうので好きになれない。
外は雨が降っている。雨間を縫うようにしてわずかな時間で食事を取り、買い出しを済ませる。
バンコクという街は、こう度々スコールが降るというのに水はけが悪い。すぐに道路に大きな水溜りを作ってしまうのだ。
だから、なかなか思い切って外に出るような気にもならない。
雨音の強さは、行動する気力と反比例していく。
ようやく晴れ間が見えると、途端に勿体無いような気持ちに襲われて外に飛び出した。
ローカルバスに乗って、気の赴くままに。一度外に出てしまうと、雨が降ってきてもいいように思えてくる。どうせシャワーを浴びれば済む話なのだ、洗濯をすればいいのだと不思議と心は軽くなる。
路地に入れば、不安になるような小汚さ。薄暗くて、狭くて、清潔感のなさを兼ね揃えた場所こそ、今求めているものなような気がする。
表通りをただ歩くだけでは見つけられない場所へ入るとちょっとだけ不安でワクワクする。
全く解読できないタイ語の看板に、まじまじと見ても結局分からない商品、堂々と寝そべる猫。
棚とかショーケースで平気で爆睡するし、それを受け入れている住民。不思議だ。
壁には家族写真をばっちり飾っている食堂。なぜかTシャツやiPhoneケースまで売っている。
なるほど、全然分からん。
分からないから、とりあえず入店。スプーンやフォークに洗い残しがついてくる上等な店のようだ。
豚の角煮と、タイ風納豆と、タイ風味噌汁。これに山盛りのライスがついて40THBほど。
角煮はピリ辛で味が濃いめ。ほどよく脂が抜けている上に、辛さが相まって食べ飽きることはなかった。これはなかなかうまい。
タイ風納豆は、日本のものとは異なる臭さ。味は納豆のような気もするけれど、若干の粘り気はどうもそれらしい。
明日は腹を壊すぞ、なんて考えながらついにやにやしてしまう。こちらも味が濃いめでご飯が進む。というか濃すぎて単体で食べきるのは厳しい。ちょっとクセになるような味わいではあるけれど、誰かにすすめることはしないだろうなぁ。
タイ風味噌汁は見た目はちょっと薄めの味噌汁の様相を呈しているのだけど、ハーブの香りが強くてここがタイだということを嫌でも思い出させる。きっと、日本の味噌汁にレモングラスか何かをぶち込めば同じ味になるような気がする。
食べていると中年の店員がしきりに壁一面の写真を説明してくれた。「これは俺の息子だ、かっこいいだろう」と言っているのかは定かでないが、勝手に解釈してはウンウンと頷く。正解だったのか、自由に壁を見てもいいとまで言ってくれる。ここは食堂兼商店兼ギャラリーなのだろうか。
捉えどころのない店に、捉えどころのない料理。店を後にするとなんだか夢を見ていたような気分だ。だけど、こういう理解しきれないまま、あるいは納得しきれないままに進んでいくのもまた楽しい。そうしていつの日か、はっと分かることもある。旅の醍醐味の一つなのだ。
ある時はショッピングモールのフードコートにも行った。
ICカードを利用する方式のフードコートは、値段もそう高くない上に種類も豊富、味が安定していると悪いところがない。
箸やスプーンなどの食器置き場に、消毒用の熱湯があるのは確か中国もだったような気がする。
写真はパッタイの卵包み。卵で包むととても贅沢品のように感じる。55THB。
セブンイレブンにはホットスナックとそれに類する商品が多くある。
このホットサンドもそのうちの一つ。商品を買うと、レジ奥にあるホットサンドメーカーで焼いてくれるのだ。
種類も多くて値段も安く、手軽に食べれるのも嬉しい。今回買ったのはサクサクのクロワッサン生地にホワイトクリームが入ったもの。27THB。
サンドイッチはラオスでも食べていたけれど、なかなかトーストしてくれるところは少ないので嬉しい。
ローカルレストランでは、一品料理を複数頼んでシェアするのが楽しい。
ニンニクが効いた塩味の野菜炒めはオイスターソースの風味があってとても優しい味。ビールのあてにも最適だ。
酢豚のような見た目の料理は、まさしく酢豚。ちゃんとパイナップルも入っている。日本と違うのは、きゅうりとトマトが入っていることかな。
日本にいるときにはあまり注文しなかったけれど、味付けが懐かしい感じでリピートしたくなる一品。
ビールもつけて、シェアで150THB。
大型スーパーには、弁当・お惣菜コーナーもある。
たまにはこういうものも食べてみたくなるものだ。選んだのはサバの照り焼き弁当。タイで焼き魚を食べる機会はあまりなかったので、恋しさからのチョイス。
焼いて甘めのタレをまとったサバは輝いて見えたし、ビールが進む。割引がされるのもスーパーのお惣菜ならでは。34THB。
プラスチック製フォークでは焼き魚は食べ辛いということもよく分かった日だった。
また別のショッピングモールのフードコートにて。
どこかで見たことあるようなマーク・・・。ス、スカイ・・・スカイラック。
スカイラックは、ネットの情報によると本物でもなければ偽物でもないらしい。
すかいらーくはかつてタイに進出していたが、撤退の際に現地企業がそのまま引き継いだとのこと。
メニューもどことなくファミレス感が出ているのもそういうことなのだ。
今回選んだのは、「豚キムチ丼」。いつかスカイラックリベンジする必要がありそうな味。外した・・・。
分かってはいるけれど、やっぱりタイ料理を注文する方が圧倒的に美味しいんだよね・・・。分かってはいるんだけどね・・・。手痛い60THB。
モールの中には大抵スーパーが入っている。どの国であっても、スーパーを見て回るのはとても楽しい。
今日はマンゴーが売り出し中だったので、ついでにランブータンも合わせて購入。
マンゴーはなんと9THB/kg。日本円で30円ほどと激安。合計で30THB。
相変わらず雨は降るけれど、バンコクが持つ「幅」の両端に触れると、身体が軽くなっていくのが分かる。
明日はきっと、また別の出会いがある。
昨日よりも、バンコクが好きになっているようだ。今回の滞在もちょっと長くなりそうな、そんな予感がしている。
—
14〜17日目の支出は
・宿 :720BTH (180THB * 4)
・食事:396THB
日本円でおよそ3794円。xp換算(レート:1xp = 0.0205円)で185092.682xp
17日目終了時点・・・残額1039710.68xp
その他旅の写真はInstagramをごらんください!
気が付けばチャレンジも半分を過ぎていました!後少し、頑張って走り抜けたいと思います。
まずはブログでしっかりと日々の報告できる体勢整えまっす。今後も応援よろしくお願いします!
物価が上がったとはいえ、バンコクは滞在するにはもってこいの都市ですね。何よりも飯がうまいんですよ、種類も豊富だし。
とかいって、雨で面倒なときは飯抜いちゃったりしてますねえ。。。
ローカルバスに乗れるようになると、また一つ自由になったように感じます。今までとはまた違うバンコクの一面を見れて楽しくなってきました。
—
応援ありがとうございます!本チャレンジにあたって、チップは以下のいずれかでお願いしています。
あなたのチップによって、僕の旅も変わります。チップを通じて一緒に旅をしませんか?
チップはもちろんですけれど、コメント等くださるともっと喜びます!
・twitter(@tabisuru_xp)
・discord(@yutaka#5854)
・ウォレット(XUKibz5iKptNpvVDwYEPSaQEiFNEGvKHnf)